・物語★★★★★
・配役★★★★★
・演出★★★★
・映像★★★
・音楽★★★
テーマは児童虐待とその連鎖、そしてそれを断ち切るための葛藤。
日本でも、あの痛ましい児童虐待死事件をきっかけに、児童虐待防止法に体罰禁止規定が盛り込まれたのは、記憶に新しいところ。
家庭内のセンシティブな問題なだけに外部の目が届きにくく、届いたとしても追及が難しい…
そのことを端的に表した邦題は秀逸です。
『万引き家族』以上に壮絶なシーンには思わず目を覆いたくなりますが、現実に起きている社会問題を直視する意味で、一人でも多くの人に見てほしい作品です。
暗くて重いテーマではありますが、クライマックスのアクションシーンはどこかスカッとしてしまいます。
ヒロインと母親の真実には泣かされました。