雨宮はな

月極オトコトモダチの雨宮はなのレビュー・感想・評価

月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)
4.0
めんどくさいのを全部すっとばした関係がレンタルフレンドのメリットだったはずなのに、こんなにもめんどくさくなるなんて。
人間関係ってめんどくさいものなんだよなあ、と心のみつをが顔をだす。

関係に悩みながら、自分の問題の本質がみえてくるのがなんとも現実味があっていい。
自分がうまくいってないとき、近くにいる大切な人ほど遠くに羨ましく見えたり、好きなはずのものに囚われて振り回されたりする。

冷蔵庫や壁に貼られているメモがとても好きだった。
ブロック罫線のシンプルなメモ、黒インク、マスキングテープだけ可愛い色で。
ぜんぶゴテゴテ可愛いものじゃないのがアラサーっぽくてしっくりきた。

友情を確かめる行為が「手をつなぐ」「キスをする」「セックスをする」なのがとても日本人らしいなと思った。
なんとなくだけど、日本人には「ハグをする」という選択肢が無いように思える。
家族でも友人でも、恋人でも。
私の周りに、あまりいないってだけだろうか?
雨宮はな

雨宮はな