戦時下のウィーンで、オーストリア人として生活していたロシア人たちを、ソ連軍が強制送還しようとする。

この時代にもがきながら、自身正しいと思う道に進みながらも、間違いかと考えを改めたり、忙しなく葛藤する主人公の大佐に共感する。

軽やかな女性軍人のアンジェラや、目力は強いけど😳優しさを醸し出す修道院長エセルバリモアとのやりとりに、素直な主人公は感化される。

フレッシュなジャネットリーとピーターローフォードが本作のロマンスパートを担う。特にリーは追い込まれるバレリーナを憑依するかの如く演じていて素晴らしい。

小技を効かせたストーリーが単に重いだけではなく魅力的だが、ここにテンポ感が出ていたらもっと傑作になったようにも😁。

落ち着いた語り口が少しだけ長く感じさせたが、豪華キャストがそれを補ってはくれる。

なかなかでした😊。

戦後、ロシアに強制送還される人々の話。
ジャネット・リーが可憐で可愛らしく、キャストも意外と豪華だった。
ウォルター・ピジョンのように、職務と良心の間で板挟みになる役回りが一番辛そう。

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