Ryoko

暗数殺人のRyokoのレビュー・感想・評価

暗数殺人(2018年製作の映画)
4.2
あたり作。刑事と殺人鬼の心理戦が面白い。
暗数殺人とは公的機関に認知されていない(捜査されていない)殺人のことらしい。
実話ということで遺族への配慮か過激な殺人シーンもなく、容疑者テオの普通ではない人間性から彼の強行を想起させられた印象。
演出が上手い。過去の事件を追うだけに、古い捜査資料を調べるシーンが多いんだけど、段ボール箱や資料の汚れや折れの演出が巧み。時間の経過を感じさせて凄いと思った。
殺人鬼テオを演じたジフン兄も凄かったけど、個人的にセクシーおじさんだと思うユンソク兄の中年刑事に心を持っていかれた。やり方はアレだけど、まっとうな考え方を持った役。チェイサーの中盤あたりからのユンソク兄を思い出した。こういう貴方が見たかった。
ヤク中「お前何様だ?」→「刑事様だよ」が最高。。
コ・チャンソク氏のカメオ出演?シーンも名シーンです。
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