怒りに身を任せた衝動による殺人の連続はエンカウントしただけで負けが確定するモンスターみたいな絶望感があった。
反面、刑事の前での自信に満ちた立ち振る舞いとやたらと相手を小馬鹿にする態度には小物感が溢れてて底の知れない怖さはなかったかな。
サイコパスっていうよりは知能とプライドだけ肥大したイキり野郎みたい。
そっちの方が実際に遭遇しないとも言いきれない現実と隣り合わせの不気味さがあったけど、個人的にはもうちょっと掴みきれない人物像の方が好み。
実話に着想を得てるとのことなので実際の犯人もこんなやつなんだろうなー。