『殺人の追憶』(2003)見終わった直後の感想が『模倣犯』(2002)はこのひとたちに撮ってほしかった。だった俺、ここのところ真面目な作品ばっかり立て続けに見たのでエンタメ寄り成分を欲して辿り着いたんですけど、これは宮部みゆきが十数年前に書いた未発表作がベースって言われても真偽を疑わないかもしれない。ってぐらいには堪能しました。30年来の宮部みゆき愛読者としては最大級の賛辞なんですけど、いやー「火車」の余韻と「理由」のロジックと杉村三郎シリーズのリアリティーが、読んだことのないストーリーで展開するってこんなことあります?