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ハイ・ライフのCのレビュー・感想・評価

ハイ・ライフ(2018年製作の映画)
3.6
同じ閉鎖的な空間に閉じ込められてるけど、全員違う方向を向いていて、描写の質感も全員違う。
ミア・ゴスの死に際がシーンとして1番力強かった。しっかり悲惨で無惨な死に方に見せることは、劇中でその人物の存在が何も肯定されなかったことを改めて印象付けるから良い。ロバート・パティンソンはいるだけで画が成立するけど、それで映画が前進するわけではない。ジュリエット・ビノシュだけ別映画やってた。

表情や感情がジャンプカットで断続的につむがれるの好き。

SF設定になんのこだわりもないから、説明のなさや荒さは気にならないし、そこを見る映画では絶対にないからいいと思うんだけど、嫌な人は嫌かも。全くクレール・ドゥニっぽくないようで、よく考えたらかなりそうなようで、掴みどころないけど、掴めすぎて味が無いより全然良い。
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