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さよなら、退屈なレオニーのskittiesのレビュー・感想・評価

さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)
3.8
拗らせ女子が、高校卒業を目前に、静かに人生を模索していくお話。
両親は離婚、大好きな父親は職を失い泊まり込みで働き、母親は彼氏に夢中。複雑な家庭環境で育ったレオニー、人生を冷めた目で見てしまうのは当然だろうな。そんなレオニーが、ギタリストスティーブに出会い、嫌気がさしていた人生に少しずつ変化が訪れていく。
この手の映画はいろいろ観てきたけれど、主人公が大人しくて静かに悩んで派手さはないから、退屈と感じる人もいるのかも。でもそこに共感できる人も少なくないんじゃないかな。
3ヶ月振りに父親と再会した時の表情が可愛くて、まだ子供なんだなあって。
「人生を冷めた目で見るのも疲れる」という言葉と、バスに飛び乗ってリセットするシーンが印象的。
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