好きなようにやればいいのに、まだケツを拭いてもらえるうちは。悟ったようなふりをするのが、自分の可能性の幅を狭めている。と、思うのは年を取ったからか。
子供の世界観で把握できるほど世界は狭くない、みんなそれぞれ手一杯に生きてる。自分の内面をさらけ出すのが怖いのか、何事にも一生懸命になれず達観したような主人公。その殻をぶち破れるか。まだ子供だということ。
鬱屈とした思春期の繊細な描写が印象的。アメリカのプロムでウェーイとは異なる。まあケベックだし、全体的になんか暗い。でも日本人にも刺さるのはこっちだと思う。