●画家としての才能はあるのか。贋作と芸術の間で揺れる男の半生。
○フィルマの評価は低かったけど、油絵が趣味なのと、フェルメールが好きなので鑑賞。筆のタッチがアップになるシーンもあって、面白く見られた。
○評論家に「個性がない」と酷評され、贋作による復讐を思いつく。
○内容的にナチスは、そこまで関係なかった。たまたま描いてた絵がナチスの幹部に評価され、金欲しさとバレないために書き続けていただけ。
○贋作によってお金持ちになるが、それでも自分には才能があって認められたいという気持ちがなくなることはない。
環境がどれだけ変わっても、自分は自分で、その根本的な悩みは解消されない。
○美術館で(自分の名前ではなくても)人々に見てもらえることと、悩み苦しんでも自分の名前として描き続けること。その狭間でもがき苦しんでいた。
○(肖像画などは)画家にモデルがどう見えているのかがわかる…言われてみれば当たり前なんだけど、もっと自分の「見え方」を絵に取り入れたいなと思った。
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