ちぃ

ナチスの愛したフェルメールのちぃのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

★3 実話だった。まあそうか。
1945年5月29日、画家ハン・ファン・メーヘレンは、ナチス国家元帥ゲーリングにフェルメール作の絵画を売った罪で逮捕・起訴された。ナチス協力者及びオランダ文化財略奪者の汚名を着せられ、長期の懲役刑を求刑された彼は驚くべき事実を告白する。「すべては自分が描いた贋作だ」と。
ハンの半生を追い続ける。妻と子がありつつもヨーランカという女性に魅了され、家庭を失う。夫がいるヨーランカをモデルに絵を書いたことで彼女の夫の怒りを買う。最初はハンを認めていた夫がハンの個展で彼を大々的にこき下ろした。そのことで彼の画家としてのプライド、画家としての一生は終わったかのようだった。ハンはヨーランカの夫を深く恨んだ。
彼を侮辱するために、ハンはフェルメールの贋作を描き、彼のお墨付きのもとその絵は美術館に飾られることに。
しばらくぶりにハンはヨーランカと出会う。彼女は夫と別れており、ハンとヨーランカはめでたく結婚することとなる。
ゲッペルスにフェルメールを売ったことで、祖国の宝を敵国に持ち出した売国奴として、ハンは反逆罪に問われ刑務所行き。
最後にはその汚名も晴れたが(ハンが贋作を描いたという事がわかり)しかし今度は詐欺罪で懲役をくらい、多額の罰金を払うことに。
しかし彼は監修中に58歳でなくなる。(フェルメールの鑑定を出したヨーランカの元夫
彼の描いた絵は、彼の作品として美術館に収められている。
ハンは子供も妻も裏切って超芸術家タイプ。アルコール依存でもあり、問題たっぷり。
ちぃ

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