MoscatoBianco

ナチスの愛したフェルメールのMoscatoBiancoのレビュー・感想・評価

3.0
ヘルマン・ゲーリングはフェルメールがお好き。・・・ ということで、フェルメール作と称した贋作に騙されました。騙したのはハン・ファン・メーヘレンという人で、この映画の主人公です。

もしゲーリングに売ったフェルメール(風)の絵がメーヘレンの贋作(と言うかオリジナルと言うか)と認められなければ、国家反逆罪で極刑になります。
贋作と認められれば、詐欺師だけどナチスを騙したヒーローになります。でも、あまりに本物っぽいのであら困った という話です。

興味深い設定です。と言うか実話です。
300年前の絵に見えるように苦労して工夫するんですが、逆にその努力に足を引っ張られたりします。

鑑定する専門家が宿敵だったりもします。意地悪してくるやつ。でも意地悪される理由もある。この人の鼻を明かす必要があります。

てな感じでまあまあ楽しめました。
メーヘレンはこのおかげで有名になりました。ググれば贋作を見られます。本人は判決後間もなく亡くなりましたが。

製作費€390万、世界興行収入$114,869らしいですが、ホントだったらお見事です。
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