風来坊

エッジ・オブ・バイオレンスの風来坊のレビュー・感想・評価

3.0
最初は「ノーカントリー」に似た雰囲気で面白そうだなと思ったのですが、物語が進むにつれ面白味が失せて来ます。人物像に背景が薄く説明不足もあって善側悪側双方に魅力的なキャラクターがいない。死んだと思った人物が実は生きているというのも見せ方が悪く分かりにくい。時系列がバラバラになったのかと思う。

ジョン·レグイザモの悪役の演技は良かったですがいかんせんキャラに魅力がなく好演が活きません。銃撃戦を中心としたアクションシーンはありますがアクション映画好きとしてテンションが上がるものではなく残念。神の話しとか余計で要らないですね。アメリカとメキシコの国境沿いという時事ネタや麻薬カルテルも絡むが上澄み程度の表現で終わってしまっています。

ダークな雰囲気はホントに悪くないので警官と殺し屋との死闘や麻薬カルテルの残虐性を中心に描いたらもっと面白くなったのかも知れないので残念。悪い評価と良い評価が半々なので観る人が違えば変わる映画なのかも知れません。
風来坊

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