この頃の日本の大衆向け映画は、エンタメではなく芸術だったのだな、と思う。
和の美学がつまった美しい作品。
と同時に、映画の舞台である1920年代の、男尊女卑社会の苦しさも痛感する。
女性が自ら自分の…
【学生と踊り子のカップルがあり得なかった時代】
川端康成原作による有名な小説の映画化です。主演の吉永小百合はこの頃18歳、今から見るとまだ子供っぽさが残っていて、それが原作の踊り子の設定に合致して…
プライム・ビデオ鑑賞
川端康成原作の、淡い恋心と悲しみと喜びの物語。
OPの歌のタイポといいすごい古き良き時代って感じです。
また吉永小百合がとても美しく、無垢な踊り子をそのまま演じていました。
作…
川端康成原作青春文芸映画の定番を、日活の若きホープ吉永小百合、高橋英樹を起用した西河克己監督の井手俊郎との綿密な脚本を土台に秀作に仕上げた。但し回想型式で現代をモノクロ映像で処理したアイデアは頂けな…
>>続きを読む美術が良いので大正期の伊豆の世界に没入できる。現在パートを白黒、過去パートをカラーにしたのもかなり効果的にはたらいている。
あらゆる変奏が可能な原作だと思うが、「吉永小百合が演じてこそ」と思わせる作…