風来坊

ブルーイグアナ 500万ポンドの獲物の風来坊のレビュー・感想・評価

3.5
一癖も二癖もある連中がブルーイグアナと呼ばれる伝説のダイヤを巡って争奪戦を繰り広げる。オフビートな犯罪コメディ。

洒落が効いていて軽快でスタイリッシュな作風は、他のレビュアーの方も言っている通り、ガイ·リッチー監督の「ロック、ストック&トゥー·スモーキング·バレルス」に似ています。

アメコミが好きでボーッとしているが実は腕が立ち切れ者の主人公と個性豊かな仲間達、食べ物に目がないヒロインがキュートです。食べ物を美味しそうに食べる女性が好きな私には堪らんです。他にも出て来るキャラクターがみんな癖があって面白いです。

強奪のお話しなのでもちろん人が撃たれたり死んだりグロい描写もありますが、ポップな作風のせいかあまりリアルには感じず血生臭さは抑えられている印象。

アクションは派手さはまるでないのですが、ストーリー展開と作風に合ったものとなっています。一見ドタバタに見えて話がちゃんと繋がっているし、伏線やその回収も良かったと思います。ちょっと強引な気も確かにしますけど許せる範囲。あまり評価は高くないですが、個人的にはかなり楽しめました。
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