この時代は鮮明でないからこそ風景の抽象的な美しさ、これがすごくいい。
格差のある2人の淡い恋模様、
別れの場面の美しさは心に残った。
見終わった後は、
切なく、暖かい気持ちになる。
一冊の本を読み終…
吉永小百合の踊り子がとてもよい。
お風呂に飛び込んで入ったりと、16歳という生娘のあどけなさが特徴的だが、学生とお風呂上がりに囲碁をするシーンでは多分化粧が若干濃くなっている。初めて異性を意識する瞬…
この頃の日本の大衆向け映画は、エンタメではなく芸術だったのだな、と思う。
和の美学がつまった美しい作品。
と同時に、映画の舞台である1920年代の、男尊女卑社会の苦しさも痛感する。
女性が自ら自分の…
このレビューはネタバレを含みます
とある高校の、学生さんが、旅の途中で、出会った、若い踊り子に、恋をする、恋愛物語。2人は、両想いであったが、所詮は、踊り子。家庭に、収まる女性ではない。この時代の、旅芸人は、テレビが、発達していない…
>>続きを読む【学生と踊り子のカップルがあり得なかった時代】
川端康成原作による有名な小説の映画化です。主演の吉永小百合はこの頃18歳、今から見るとまだ子供っぽさが残っていて、それが原作の踊り子の設定に合致して…