広角レンズで撮られた独特の画面は1発でレイガダスだとわかる。
内容と言えば、妻に延々と浮気されながらも別れられず文句を言うことしかできない男のNTR性癖バッキバキ映画で、まさかの監督本人とその妻で主演しているのが頭おかしい。
恋愛において結局好きになった方が負けという諦観にヒリヒリする。
また男性性と知性の葛藤でもある。
知性に負けた男はただ指をくわえて妻のSEXを覗くばかりである。
妻に怒鳴られながらzoomでオッパイを見せてもらうという地獄のような場面が最高。頭おかしい。
牛は男性性のメタファー的に撮られているが、こういった“意味”を先行させた表現は二流のやる事なので辞めた方が良い。
