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イングマール・ベルイマンを探しての作品紹介

イングマール・ベルイマンを探してのあらすじ

巨匠中の巨匠、イングマール・ベルイマンの功績をフォン・トロッタ監督が振り返る。直接の関係者の証言はもちろん、O・アサイアス、M・H・ラブ、R・オストルンドなど現役監督へのインタビューも嬉しい。

イングマール・ベルイマンを探しての監督

イングマール・ベルイマンを探しての出演者

原題
Ingmar Bergman - Vermächtnis eines Jahrhundertgenies/Searching for Ingmar Bergman
製作年
2018年
製作国
ドイツ
上映時間
99分

『イングマール・ベルイマンを探して』に投稿された感想・評価

東京国際映画祭からの帰り道で書いています。
インタビュー出演したみなさんや、監督されたマルガレーテ・フォン・トレッタさんらの作品を観たくなりましたね。

一方肝心のベルイマンについては、割と既に明らかなことが多く、その意味ではちょっと物足りなさはありました。

本人のインタビュー映像。
「映画監督とは?」
「・・・やることが多すぎて、考えることが出来ない人」(だったかな?)
には笑ってしまいました。
まあ嘘というか、煙にまいたのでしょう。

この映像には、
極めてきっちりした台本を配り、役者の動きや観客の視線誘導なども緻密に計算していた方であったことが繰り返し語られています。

実の息子が父について語る部分は初めてでしたが、偉大な芸術家と親稼業の両立の難しさを知りました。

あと、exシアターは皆さんやめた方がいい。映画観る椅子じゃないです。もうケツ痛いし、周囲の誰かが動くとかなり揺れます。
TIFF2018

作家とその作品は別物であって、作品を作者個人の内面と結び付けるのではなくそれ自体を自律的に論じるべき、という立場に惹かれるものがあるにせよ、マルガレーテ・フォン・トロッタによるこのベルイマンのドキュメンタリーを観ると、少なくともベルイマン作品はこの監督の「内面」と分かち難く結び付いていることがより明確になる。ナルシスティックで孤独な単独者、女を愛すると同時に女をどこかそのナルシズムを補完するための「パーツ」と感じさせるような指向性。こういう歪んだ内面とその「補償」への欲望がなければベルイマンの諸作品は生まれなかったんじゃないか。そんなことを考えさせた作品。

登場人物のインタビューが実に楽しい。ベルイマンのミューズ、リヴ・ウルマン、いかにもシネフィリーなアサイヤス、ベルイマンが晩年を過ごしたフォール島で実際に作品を撮ったミア・ハンセン=ラヴ、「自分はヴィーデルベリ派と見做されているんでドイツの監督からベルイマンのドキュメンタリーに声が掛かったのは嬉しい」と何となくとぼけた風情で語るオストルンド(スマホをフォン・トロッタに向けて逆インタビューを始める辺りはいかにも『ザ・スクエア』の監督)。息子のダニエル・ベルイマンの「父親が死んでその後寂しいとか思ったことは全くない」と語るが、このシンプルな言葉にイングマールの内面的本質が照射されてはいまいか。貴重なフッテージも多数、一般公開を望む。
lp

lpの感想・評価

3.0
東京国際映画祭にて鑑賞。

ワールドフォーカス部門から『イングマール・ベルイマンを探して』。映画監督イングマール・ベルイマンの軌跡を、『ハンナ・アーレント』『さようなら、ニック』のマルガレーテ・フォン・トロッタ監督が辿るドキュメンタリー。

自身もベルイマンの影響を受けながら、金獅子賞を受賞した『鉛の時代』が黒澤明の『羅生門』などと並び、ベルイマンのベスト映画11本に選出されたマルガレーテ・フォン・トロッタ。ベルイマンが選ぶベスト映画11本の監督で、唯一存命しているのが彼女だけということで、今作の監督はマルガレーテ・フォン・トロッタ以外にいないのだと伝わってくる。(ここら辺の事情は全て、今作の中で触れられています。)

映画はベルイマンの家族や、様々な映画人へのインタビューを通じて、ベルイマンの実像に迫る構成。
リヴ・ウルマン、ミア・ハンセン=ラヴ、リューベン・オストルンド、オリヴィエ・アサイヤスなどなど、次から次へとビックネームが登場する。

インタビューを通じて映画は、ベルイマンの映画監督としての魅力・偉大さを伝えるのはもちろんのこと、家族との関わりや「子供時代」への執着など、一人の人間としての実像に迫っていく。
個人的な白眉は、リューベン・オストルンドへのインタビュー。スウェーデンの映画界を冷静に分析した上で「ベルイマンを正確に考察するには、まだ時間が必要」と語るクレバーさに惹かれる。また、監督が「いつか映画で描きたいシーン」を語っていたり、マルガレーテ・フォン・トロッタへ逆にカメラを向ける瞬間など、短い登場時間ながら、大いにインパクトを残す。

映画史の一端を知るには、最適なドキュメンタリーでした。万人受けは難しいと思いますが、映画祭以外でも観られる機会があることを期待したい。

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