けまろう

LORO 欲望のイタリアのけまろうのネタバレレビュー・内容・結末

LORO 欲望のイタリア(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

『彼ら』鑑賞。ベルルスコーニ元首相への批判的作品。イタリア政界・財界でのし上がろうとするセレブ的シーンも多く、ジャンキーな感じは『ウルフオブウォール・ストリート』に通じるものがある。
元々野心家セルジョとベルルスコーニという二部構成だったものを一つの映画に再編集したもののようで、物語の展開がいささか急過ぎるのは否定できない。ベルルスコーニのことをもう少し知っていたらもっと楽しめたのかなぁー。単に教養不足だったような気も。
トニ・セルヴィッロが演じたベルルスコーニの不気味さが物凄くて背筋が凍ること数回。見方によってはホラー映画のようですらある。
最後「彼ら」を映す長尺のシーンが余韻も含めすごく良かった。
けまろう

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