なつ

LORO 欲望のイタリアのなつのレビュー・感想・評価

LORO 欲望のイタリア(2018年製作の映画)
3.5
イタリア元首相の“ベルルスコーニ”をモデルに、ソレンティーノ監督が描く。

ベルルスコーニ知ってます?
こんな人が自国の首相なんて恥ずかしい!でも、どこか憎めなかったりもする。
・マフィアとの癒着、横領、脱税。
・整形、植毛の繰返し、シークレットブーツを愛用(ばれてるんだね?笑)
・オバマを、“若くいい男で、その上日焼けしてる”と言う。“選挙期間中は、セックス絶ち”の謎の公約!
・無類の女好き、てか女狂い。
ブンガブンガパーティーが有名!

他にも多々あって、醜聞は枚挙にいとまがない。こんなエピソードてんこ盛りだから、どう描くの?て楽しみにしてたんだけど…想像とは少し違ったかな。
ブンガブンガパーティーシーンは魅入ったな。
出てくる女性が様々な種類の美女で監督の方がよほど女好きなのでは?と勘繰ったわ。
決して若くないことを思い知らされる哀愁漂う作品でした。
ベルルスコーニを批判的に描かずフラットな目線が好感は持てた。
うちの首相もそうだけど……
国を良くしようなんて更々なく、権力に魅力を感じている人なんか、絶対にノーだ。
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