hummingbird

八百万石に挑む男のhummingbirdのレビュー・感想・評価

八百万石に挑む男(1961年製作の映画)
-
中川信夫監督、橋本忍脚本。中村嘉葎雄が吉宗のご落胤を名乗るが…。

権力の思惑で全てが決まってしまう無慈悲さと、それに対峙する男たちの意地。運命の皮肉。

歌右衛門のセリフ回しがすごい。時代劇だけど会話中心。多くの東映時代劇のようにスケールで見せるのではなく、この作品は演技や演出で見せる。

会話中心のため、ついウトウトしてしまったところがあったけど、起きていたところが、あまりにもあまりな展開で胸が痛くなった。

結末を映像で見せないで想像させるのや、最後の最後のオチも余韻を残す。

ただ、回想で和尚さんの会話を聞いていたのが、どちらの子どもなのか混乱して、河原崎長一郎が登場するまで、理解していなかったことを告白します…。もう一度見よう…。

「痛快! 時代劇まつり」
hummingbird

hummingbird