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アポストル 復讐の掟のyamabbeyのレビュー・感想・評価

アポストル 復讐の掟(2018年製作の映画)
3.5
携帯電話などの現代の文明の利器がない1905年という時代設定のおかげで、人間の信仰、同調圧力、駆け引き、暴力などがよりくっきり描かれている印象。カルト教団が出てくる程度の予備知識しかない状態で鑑賞していたので、主人公のさらわれた妹の行方、カルト教団の秘密などを緊迫感をもって描くミステリー/サスペンスかと思って鑑賞していたが、途中で超自然的な存在が出てくるは、生々しい拷問器具の利用を見せるゴアシーンもあるはで、嬉しい誤算。主人公の家族との関係や信仰を失うに至った経緯はもっと深堀りしてくれれば良かったかな。超自然的な存在の正体や、主人公の最後も明確には描かれないが、鑑賞者に判断を委ねる形で鑑賞後に色々な想像や考察ができるちょうどよいモヤモヤ感。
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