えリス

プロメアのえリスのネタバレレビュー・内容・結末

プロメア(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

面白かった〜〜〜
舞台がたぶんかなり未来のアメリカらへん?とか、本筋がバーニッシュっていう突然変異した人種との関わりっていうオリジナリティとか、平衡世界が出てきたりとか最初から最後まで独特な世界観やったけど、それでも観やすかったのは物語の構造がすっきりしてて分かりやすく作られてたのと、登場人物一人一人が魅力的やったからかな!
めちゃ規模の大きい話に発展するのに、散らからずちゃんと時間内でまとまってたのがすごい
観終わった後スッキリ感しかない

炎を操るリオが冷静で、火消しのガロが熱血っていう組み合わせも面白かったな〜
なんか最後アツい少年漫画的な終わり方やったけど、え????キスシーンありましたけど?????ってなった
二次創作やばそう

もともと対立構造にあるけど、どちらにも正義や誇りがあって譲れんくて、魅力的で、そういう相反する二人を団結させてより魅力的にさせるには勿論共通の敵が必要ですよね〜という納得展開
街のトップがこんな実務して戦闘もする??って感じで堺雅人仕事しすぎ感はあったけどその分悪役キャラが絞られてて観やすさに繋がったんかも
堺雅人のロボの闘い方が、異星に行ってから土地を開墾したり水脈を掘り起こすための機能使ってるのかなりアツかった
ありえん設定の中の絶妙なリアルさ
ワープして移住するその先のこと本気で考えてるやんってなってテンション上がった
クレイは根が真面目でまっすぐな性格なんやろね それが滲み出ててよかった

そしてなんといっても絵が綺麗〜!
「炎」がめちゃめちゃ出てくるんですけどポップな色とか質感なので観てて暑苦しくなくて、むしろ楽しくなった
流血シーンほぼ無いのもよかった
1回だけ人が銃で撃たれるシーンがあるんやけど、そこでは「あっ血は普通に赤いんや笑」ってなった

キルラキル大好きなので監督が同じということで、野暮かもやけどちょっと重ねて観ちゃった
開眼後のクレイは苛先輩じゃね?ってなったし、ゲーラはシルエット含めて猿投山やんってなった

ほんでネズミが出てくるのは予想してなかったので歓喜!
声が全然可愛くなかったのも逆に良いなと思ってたらエンドロールでケンコバやったことを知りなんとも言えん気持ちになった

同じ人間同士の迫害・抗争についてとか、どんな力も使う人の気持ち次第で毒にも薬にもなるとか、深読みしようと思えばいくらでもできるテーマなんですけど
とりあえずしばらくは余韻に浸りながらPixiv徘徊させてほしい
えリス

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