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プロメアのtempigsのレビュー・感想・評価

プロメア(2019年製作の映画)
4.7
何か社会性を訴えるシーンから、いきなりすごいスピード感で始まります。
主人公や仲間たちの登場シーンはまさに火消しの如くの勢いで、展開について行くのに頑張りました。

現代人の抱える闇を「火」というモチーフに置き換えて、それに立ち向かうヒーロー達が描かれています。

私はグレンラガンを見ていないのですが(プロメアを見て、これから見たいと思いました。)、グレンラガンのファンにとってはプロメアで多くの要素を取り入れてるとのこと。画の迫力やストーリーなども踏襲されているらしいです。プロメアは懐かしきもあり、進化したグレンラガンと言える作品?でしょうか。

また、特徴的だったのが、ビジュアル全体が丸や三角、四角などの図形をベースに構成され、度々シーンに出てくる火や建物、武器、戦闘機などに用いられてるところです。それぞれの図形には、ルールがあるので、それを感じながら映像を楽しむ事も出来ました。色使いは言うまでもなく斬新。

元気良く勢いのある主人公と、深きを考え人々の為に尽力する相棒、主人公を一歩引いて支えるヒロインと愉快で豪快な仲間達、そしてヒーローの仮面を被った最大の敵。王道感真っしぐらで気持ちがいい作品です!
同じ王道でも、昔の物と違うのは、登場するキャラクターたちの善悪つけ難くなっているところです。悪役にもそれなりの理由ときっかけがあって悪を働くというか、悪の中にも正義があると言うか、、、。
そこはまぁ受けて側の捉え方次第かとも。

長くなってしまったので、他の詳しくはパンフレットや色々な人のブログを見る事をお勧めです。知れば知るほど楽しめる作品です。何回見ても面白い映画だと思いました。

あっ、松山ケンイチさん始め堺雅人さんらの声優陣は神がかってます。
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