りり

デーモン・インサイドのりりのネタバレレビュー・内容・結末

デーモン・インサイド(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかった! 初っ端からカメラワークが凝っていたり、意味深な弾き語りシーンで魅せてきたりと完成度への期待が高まったんだけど、その後の崖上のシーンの衝撃から一気にスリラーへ転じる展開は見事で、ゾクゾクしながらラストまで駆け抜けるように楽しめた。シンプルながら先の気になる脚本、魅力的な人物設定と演技、工夫されたカメラワークや構図、無駄なく約90分でまとめられていることなど私の好みに合っていて久々に佳作ホラー見れたな〜という感じ。
まぁ、ジュールズが丈夫すぎるとか、もうちょっとさりげなくサラに打ち明けろよとか、あとは普通なら身を守るために逃げるよな…とかご都合っぽいところもあったけど、脚本の破綻とまでは言えないので私的には許容範囲だった。

それにしても、ジャッキーのシリアルキラーぶりはすごく怖いのに美しくてチャームに溢れていた。小柄で可愛らしく非力な感じなのに、こんなに恐ろしいなんて! そのギャップが新鮮な気もするし、サイコパスってすごく魅力的な人が多いらしいので納得もできた。あと女性同士のカップルだと男女カップルよりも力の差がなくなるのでスリル感増してよかったと思う。
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