このレビューはネタバレを含みます
クライムサスペンスかと思いきや、エクソシスト系ホラーで、ジャンルの読み違いに驚いた。
悪魔アモンが憑いている女の子が地下に監禁されて、悪魔払いを待っている前日に、間が悪く強盗に入った三姉妹。
だが、もうちょっと計画をよく練ってから強盗に入った方がよかったのではないかと思うような体たらく。
その上悪魔に付け入られて命を落としてゆく。
上院議員の息子は何だったのか、そもそも何故娘に悪魔を降ろしたのか、よく分からないままだった。
でも悪魔憑きの女の子のニヤニヤした表情がよかった。
ラストの落ちは読めたけど、ニヤニヤがいい。
過去のショッキングな出来事として近親相姦被害や性被害を描くことが多いけど、多ければ多いほど陳腐に思えるからやめて欲しい。
本当に被害に遭った人は、こんなエンタメとして消化されてもいい出来事だとは一生かかっても思えないだろう。
