フォロワーさんのご紹介で鑑賞。
アピチャッポン監督の作品は、"ブンミおじさんの森"しか観ていないが、あれはかなり衝撃的で、私はいま何を見せられたのだろう。。と思ったことを覚えているが、こちらも観てすぐは、そんな感じの作品だった。
これまでも、ガツーン!とものすごいインパクトなのに、自分の理解を超えている作品というものにいくつも出会って来た。
ヴィム・ヴェンダースの"パリ、テキサス"だったり、ジョン・カサヴェテスの"こわれゆく女"だったり、河瀨直美の"萌の朱雀"だったり、タルコフスキーの"鏡"だったり。。
言葉にできない思いを、なんとか
絞り出してレビューを書いてみるものの、一度観ただけではどうにも歯が立たない作品達。
でも、、
そんな作品の特徴は、
"スルメ"だということ。
画がとんでもなく美しいこと。
余白があること。
忘れられない場面が必ずあること。
哲学と奥行きがあること。
今作は短編なのだけれど、同じ共通点を感じた。
アピチャッポン監督、、
難解…と言葉にするのは簡単だけれど、四の五の言わずに身を委ねて旅をしろってことですね。
眠れない夜に、私はきっとこの美しいBlueと炎を思い出す。。