ねむたろう

コルドロンのねむたろうのネタバレレビュー・内容・結末

コルドロン(1984年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

ディズニー・アニメーションイマーシブエクスペリエンス展にてディズニー映画の歴史を知る中で本作の存在を知る。
当時のアニメ映画として最高額の44億ドルの制作費をがけたものの、興業的にはふるわなかったいわば歴史的失敗作とのことで、興味が湧き鑑賞。

序盤から、主人公に魅力がなさすぎて驚いた。成長ストーリーかと思えば、最後まで魅力が増さない。
他の主要な味方キャラクターも同様で、一応それなりの面白げな設定がされ、終盤での活躍を期待させるが、結局のところは何ら活躍することもない。肩透かし感がすごい。
ヴィランも相当の強者感ある扱いなものの、後半にかけてどんどん間抜け感が増す。

沢山キャラクターが出る割には必然性もつながりも薄いように感じた。

調べると、原作はそれなりのボリュームのようなので、アニメ80分で全体を描くのは難しかったのかもしれない。

全体を通じ、魅力のないキャラクター達が相当に説明不足な学芸会の演劇をやっているような印象だった。
1985年当時とはいえ、たしかに受けなかっただろうなと納得。