【過去に観た映画】2019.4.7
耳男を演じた勘九郎の身体能力の凄さ。
全身全霊で舞台狭しと跳び跳ねるエネルギッシュさ。
七之助のキュートなのに残酷な姫君の所作の美しさに魅了される。
二人のサドマゾのような関係性が、歌舞伎という様式美の中、光る。
舞台美術、衣装も華やかで妖しく美しく、役者達の重圧な存在感。
まさに、圧巻の舞台。
コネタもおもしろく、声に出して笑った。
舞台中央の桜の大木が幻想的で、物語の中にすーっと、引き込む。
舞台は生に限るけど、
俯瞰からのアップや右斜め上からの映像は、シネマ歌舞伎ならではのアングルで嬉しい。
役者の汗まで、生々しく見せてくれ、臨場感たっぷり。
これぞ、舞台!
見応えあり。
お芝居好きな人は、観るべき。
帰りは、桜を愛でながら
物語の余韻にひたり、
舞台版「贋作 桜の森の満開の下」の戯曲も読む。
冒頭、鬼の面をかぶって登場するシーン。
まさかの 映画「鬼婆」と、かぶった~!