ぴんゆか

サマー・オブ・84のぴんゆかのレビュー・感想・評価

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)
2.9
最近また増えてきた、80年代のノスタルジー感とともに子供達が"何か"に立ち向かう系。

遡ればStephen Kingの作品(Stand by me やit)などが源流かなとは思う。

とはいえ、技術が発展したものの発展しきってはいない時代、まだ見ぬ可能性や未確認生物などに胸を膨らませていたあの頃に未解決事件を合わせてくるのは本当にいい組み合わせ。

いつでも一緒だった仲良しグループがほんの些細なことから各々違う方向へ向き始め、それぞれ歩いてゆく、そして次第に忘れてゆく。
どこにでもある万物流転な出来事だが、誰しもが経験し、そしてどこか苦虫を噛み潰すような気持ちを起こさせる。
それをここまではっきりと表現したのは大人になっていく残酷さを、何かを得て何かを失っていく経験を見せる為であったように思う。

ちなみに犯人は冒頭からとても明確。警察仕事してる????
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