ぬん

第三夫人と髪飾りのぬんのレビュー・感想・評価

第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)
4.0
幼妻には受け入れ難い日々の連続。男子を産むことが第一義であるこの時代において、それが女の一生だと言ってしまえば、それまでかもしれないが容易くはない。シスターフッドと呼べる親しみも権力争いも無く、それぞれが胸の内に押し込めているのがかえって辛い。
幽玄で美しい自然と水の描写、調度品、音楽が一層の悲哀を生む。
髪を切る少女の未来が、少しでも選択肢の多いものであることを願う。
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