終盤に差し掛かるまではものすごく良かったのだけど、ラストで急ブレーキをかけられたみたいに失速した。後半はホラーかサスペンスかと期待したんだけどな。
でも全体的な雰囲気はかなり好みなのでこのスコア。
男ふたりの友情(を超えてる?)関係が良かった。いちいち対面するシーンはなんやねん感で笑える。
金髪お兄ちゃん天性の介護士。
でもその優しさは嫁にはいらん。
エンドロールで初めて彼らに役名がなかったことに気づいた。名前らしい名前は拾われた啞の男がとりあえず付けてもらった名前のみ。
民族問題とアイデンティティー喪失が暗喩された物語、なのかな。
迫害されても信仰がある限り自己を失うことはないけれど、いつの間にか祈ることをしなくなった男は最後は本当に誰でもなくなってしまった。
ところで原石って何か音するの?