憎しみが解ける瞬間をこんなにも安らかな気持ちで観れた映画そうそうない。
誰も彼も色々な事情があって、全ての人に感情移入してしまう。
特に母親は最初ヒステリックさに煩いと思っていたけれど、段々と彼女の想いや葛藤を感じ取れたし、それぞれの登場人物が自分で自分の感情と向き合う様子が描かれていたのが良かった。
先に愛した人というタイトルが一見安直に思えつつも母とジエそして父別々の立場から考えるとまた違う見え方のできるタイトル。
花束のシーンはストレートでめちゃめちゃ感動しました。
殆どが劇場とジエの部屋だったけれど所々に映るカラフルな台湾を観て早くまた訪れたいなぁと思った。
