くるり太

パリの深夜、タクシーでのくるり太のレビュー・感想・評価

パリの深夜、タクシーで(2013年製作の映画)
3.7
街を歩いている時、電車に乗っている時、知らない人の写真を眺めてる時、ふとこの人はこれまでどのような人生を歩んできたのだろうと考える。小説を読み終えた時、シリーズ映画の完結編を観た時、この人はこれからどのような人生を生きていくのだろうと想像する。
パリの深夜、タクシーの中。おそらくもうここで離れたら二度と出会えないような2人。互いに既婚者であるせいで踏み込めそうで踏み込めない関係。寂しい別れでも笑える夢のような深夜の空気。
「マイケルジャクソンが死んだ時、あなたはどこにいたの。」
わからないからこそ妄想が膨らむ。面白かった。
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