一つの写真集にスポットを当てて、フェミニズム活動が盛んだった70年代から今を振り返るのが面白かった。
色々な話が出てくる中で、特に印象的だったのは中絶が法律で禁止されてた時期に中絶を受けるためにメキシコに行った女性がいたことと、精神科で自殺願望があると診断されれば中絶を受けられることを知り、その診断を受けるように仕向けた女性がいたこと。アフリカ系アメリカ人女性の話で、"黒人女性"という立場に置かれているので、人種差別と性差別の両方を受けるし、フェミニズム活動に参加したら黒人男性から"白人女性と連んでいるから敵"とみなされるのが辛すぎる。一概に〇〇差別と言っても、その差別を受けている人のバックグラウンドが違うから、団結するのも難しくなるのはとても悲しいことだと思う。
昔と今を比べて、変わったところも勿論あるけれど、変わってないところも多いのがすごく悲しい
