喜連川風連

運び屋の喜連川風連のレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
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職人が工房で熟練の技をふるった真面目な作り。

作品にしっかり「重み」がある。

老境映画にも関わらず、追いつ追われつのサスペンス要素が最後まで飽きさせない。

バーでの振る舞いや女性のリードの巧みさに60年代の名優の面影を感じる。

麻薬組織は結局、足切り程度にしか考えておらず、組織の頭は捕まらない。

古き良き「ドン」は撃たれ、厳格な管理を重んじる組織にマフィアも変貌する。

おじいさん個人の問題を冒険で解決するこれまた王道の映画脚本。
喜連川風連

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