くらげゆらゆら

運び屋のくらげゆらゆらのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.1
偏屈だろうと、家族のことなんか顧みない人だろうと、洒脱なみのこなしもあってか嫌なクソジジイにならないのは、このイーストウッドという俳優のなせる技なのでしょう。
そばにいるのに金はいらない
来てくれたことがなによりも嬉しい
そんなふうに言ってもらえるほど愛されていたのに、もっと早く気づいていれば。
なんでも買えるのに時間だけが買えなかったなんて悲しいことを言って収監されてしまう。家族が1番、仕事が2番。言った相手役者が実の娘というのは、あえてなのだろうけれど、監督の自責の念があったのか。