めめ

運び屋のめめのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
3.8
ラスト20分くらいうるうるが止まらなかった。
アールが若者だったら伝わってこないメッセージが、90歳の老人であることで見てる人にじわじわこさせる感じが凄い。
でも実際運び屋のアールが捕まったところで、麻薬組織がどうなったのか描かれていないし、それにより苦しんだ人の存在も裏にあるんだよなあ。アールは確実に犯罪者なんだけど、老人であることによって、複雑な感情になる。その感情移入させるのがある意味狡い。
組織のボスの豪邸は、どんなドラマ映画でもあんなかんじだからメキシコってまじであんな感じなんだなと思った笑
記憶に残るセリフが多い映画だった。
「そばにいるのにお金はいらない」この境地まで20代の私はたどり着けない。なんならクソみたいな旦那なら金だけくれたほうがマシかと思ってしまう。笑 でも自分が90歳になり、死にかけた時にこの気持ちがわかるのかも。ずっと寂しがってアールを憎みきれない奥さんが辛かったなぁ。
家族大事にしようとおもいました。
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