深谷守

運び屋の深谷守のレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
5.0
88歳にしてこの映画を作れるクリントイーストウッドの才能とパワーはものすごい。
映画はシンプルだ。園芸一筋に打ち込んできた農家の老人はネットの台頭で事業に失敗。仕事しかなかった男は家族にも見放されてしまう。そんな男はひょんなきっかけでギャングの運び屋となる。
そしてお金が必要となるたび、男は運び屋の仕事をする。そんな中、自分にとって本当に大切なものは何かを知っていく。
主人公の運び屋は90歳という設定。実際の事件を元に作られた作品だからなおさら面白い。
人間にとって、必要とされること、そして自然でいることがいかに大切かをしみじみと教えてくれる傑作。
非常に面白かった。
深谷守

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