桃

運び屋の桃のネタバレレビュー・内容・結末

運び屋(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

実話の、90歳の運び屋の記事をみてイーストウッドが着想した映画。
アメリカンジョークも多用されているので、ジャケットの雰囲気より、軽く観られる。

主人公アールは仕事や外での評価ばかりを気にして、家族から疎外された、孤独な老人。
ある日、ひょんなことから運び屋を始める。

結局のところはみんなに良い顔をする為に自分のお金、家族との時間、人生を犠牲にするスタンスは変わらず。
妻の病気、死を機に、その負のループから抜け出す。

家族との過ごす時間はプライスレス、大金を無理して稼がなくても、自分の姿勢を変えれば手に入る幸せだ。

個人的に良いなと思ったのは、
アールの妻メアリーの、「何事も期待しない」から、「期待以上」と喜ぶ姿勢。
夫婦生活だけでなく、他の人間関係でも期待しないから有り難みを感じるのも、大事だなと思った。
桃