kyadan

運び屋のkyadanのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.5
事前に頭の中にあったのは、
・運び屋というタイトル
・なんだか良さげな評判
・クリントイーストウッド
これだけ。

タイトルから麻薬を運ぶストーリーなのだというのはわかっていたが、こんなにも家族愛と人生をテーマにした素敵な映画だとは思わなかった。ひさびさに心動かされる映画を観た気分。

時間は金で買えない。人生は有限。
これはわかっていても、今は何が正しいかなんてわからないし、目の前のことで精一杯になることもある。
自分の好きなように生きてきて後悔する人もいれば満足する人もいる。反対に、他人のことばかりを考えて生きてきて後悔する人もいれば満足する人もいる。

あとで間違えたことがわかったなら、その時点から修正していけばいい。たとえ修正できなかったとしても、今そのときできることをする。

《自分が正しいと思っていることから逃げて後悔することが一番の過ち。》

本作はそんなことを教えてくれた気がする。

主人公アールのようにユーモラスで勇気ある人間になりたい。
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