このレビューはネタバレを含みます
おじいちゃん、捕まらないで!終始そう思って観ていました。
この映画は、題名とは反して、家族だったり、大切な時間だったりがテーマだと思うので、仕方ないとは思いますが、最後に呆気なく捕まってしまったのは残念でした。アールを殺さずに任務を続けさせた組織の人間は殺されてしまったのかなって、そっちの方が気になりました(笑) 黒い車で~とか色々とバレているであろうことは組織も分かっていただろうに、その対策を練りきれていなかった甘さが出ていたように感じます。
また、あんなにも家族を省みず、それにより嫌われていたアールですが、妻の最期にかけつけると、そこからトントン拍子に家族に受け入れられます。ちょっとここはすんなりいきすぎてて違和感を覚えました。皆なんだかんだアールのことを家族と思っていて、愛しているからこそ期待して、期待するから余計に悲しい思いをして、ということなのかなぁ、、、妻なんかは呆れ果てているのかと思っていたら、実際はとてもアールのことを愛していて。今までがマイナスすぎるから、最後にちょーっとだけ良いことしたらもうギャップの効果もあり株が上がるんだよね。腹立たしささえも感じました。わたしならあんなの家族じゃない、捕まった?ざまあみろよぐらいは思いそう。
まあでも、そのイライラを抜けば、良い映画だったのではないのかなと思います。
余談ですが、アールを運び屋に引っ張ったの、確か新郎の親友(自称)でしたよね?もし本当なら、そんな親友がいる人で孫娘ちゃん大丈夫???と心配になりました(笑)