Bobsan

吐きだめの悪魔のBobsanのレビュー・感想・評価

吐きだめの悪魔(1986年製作の映画)
5.0
N.Y.に住む(?)名も無く金も無く仕事も無いが元気と性欲はあるホームレスたちが、なんだかよくわからないけど追いかけ合ったり、殴り合ったり、チンコラグビーをしてる内になんだかよくわからない古いワインを飲んでドロドロ溶けたり、爆発したりするだけの大傑作ですね。
その中で一人だけ異彩を放つキャラクターがいます。ベトナム帰還兵でPTSDを患い、ベトコンの骨で作ったナイフを持ち歩く危険で哀れな男ですね。このキャラクターは劇場版で新たに加えられたそうです。だから何だと言われれば、ただ加えられたのだとしか言いようもありませんが、彼だけはワインを飲まず、ガスボンベミサイルで上半身を吹き飛ばされ、事切れる寸前にジェーン・アラカワさんのパンツを見て死にましたね。だから何だと言われればただそれだけですが、幸せな最期だったのではないでしょうか。
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