[主観的な感想]
多くの人に観てもらいたい映画。
映画全体が静かな悲しみで満ちていたように感じた。
少し嬉しそうに服屋でワンピースを眺めている姿が印象的だった。本来はただの村娘の一人だった彼女を、迫…
ナディア女史をみてたらパティスミスとシャルロットゲンスブールに似てる。途中、"ハリウッドセレブの妻"弁護士が村娘ナディアと並ぶのだが、片方が手腕云々抜きにして、ケバ過ぎて余計女史が映えますな。
>>続きを読むまだ若いひとがしずかな悲しみとあきらめを湛えた老成したまなざしで淡々と語るのをみているのはとても苦しい。彼女の細い肩にのしかかる故郷の悲しみのおもたさ。故郷をとり戻すためのアイコンであり続け、虐げら…
>>続きを読むなぜ彼女は村娘のままではいられなかったのか。
なぜ彼女は「活動家」になりなければならなかったのか。
何度国際社会は同じことをするんだ。
叫んでる声がここに届くまでにどれだけ時間がかかるんだ。
命…
「ヤジディ教徒は50万人で、7億人の人口に対しては少数派だが、6千人と言われる難民の中での50万人は規模として大きい部類」といったくだりがあって、増え続ける難民を想った。
国境はなく、あるのは人権だ…
ニュースで知ってたこととはいえ、ご本人、さらに若い女性が涙ながらに語る姿、またその難しさと彼女の困難を知りながらもヤスディの未来のため、私欲を全て捨て去り献身するムラドの姿に、何度も涙が出て、心が締…
>>続きを読むISに襲撃され、虐殺されたヤジディ教徒の村。
想像を絶する事態が起こっている。
その事実を世界に訴える女性がいる。
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同時期に、映画『バハールの涙』も公開されている。
同じく、シリア北部のヤジディ…
胸が張り裂けそうな辛い過去の体験を何度も何度も語り、命の危険を省みても、声なき者の声を世界に発信し続けると決めたナディアが背負っているものが大きすぎて重すぎて観ているこちらが押しつぶされそうになった…
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