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一粒の麦のnanaのレビュー・感想・評価

一粒の麦(2016年製作の映画)
3.5

二つの人生と麦。

私達の現在のパンの発祥は横浜

閉店を決めた横浜のパン屋の主人(柄本明)。
日本で最初のパン屋を探すフランス人の女性と出会い、パン作りと自らを見つめ直す。


時折映る麦畑の風景がいい。

 金色に揺れる麦の穂

 日差しがそそぐ大地の緑。

 雲の合間の光


真ん中からサクッとパンを割る指が職人を感じさせた。


初めは戸惑ったけれど。

人生もパン作りも…。

柄本明の優しさがにじみ出る


18分の中に長い人生が詰まった笑顔だった。


エンドロールのジャズ·とても良かった。
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