りり

ガール・イン・ザ・ミラーのりりのレビュー・感想・評価

ガール・イン・ザ・ミラー(2018年製作の映画)
3.0
内気で気弱な主人公マリア。親を筆頭に周囲の人間関係がうまくいかない…。そんなある日、鏡の中の自分が話しかけてくるというありえない状況に遭遇。鏡の中の彼女は自らをアイラムと呼び、マリアへ様々なアドバイスを授けるが…という少女の2面性を描いたサイコスリラー。アイラムというのはマリアのさかさ読みで、結局はマリアの別人格のようなもの。美しい少女を主人公とした悲しい二重人格映画という感じだろうか。

主役の女の子がかわいらしく、弱気なマリアモードと自信たっぷりなアイラムモードをうまく演じ分けていてよかった。ラストは一応復讐を果たしてめでたし…なのだけど、母親のベッドにもぐり込む彼女の姿がせつないしんみりとした余韻を残す結末だった。
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