一体うさんくさいジョージは何者なんだ？
カリスマ性があり、一度はみんなついて行きたくなるのか。そして奪って、消える癖がある人なのか？本当に実在する人物なのか。でも私はジョージのことが知りたいわけではない。
「シャーカーズ」の完成品がみてみたかったな。ゴダールのような、ウェスアンダーソンのような、ラブゴーゴーの雰囲気も。
間に、映画のシーンを挟んでくる。ベルモンドがいた♡他はほとんど知らない映画だったけど、似ていたからシャーカーズの制作時、似せて作ったのかな？ﾊﾟｸﾘ？
このドキュメンタリー映画の監督さんが19才の時に、友人や仲間と必至で撮った映画シャーカーズ。そのフィルムがジョージと共に消えた。
25年経ち、後ろ向きに進む旅をはじめる。ジョージとシャーカーズと再び向き合う。
記憶と記録。記録するから記憶に残るのか。
後ろ向きに進むのも前に進むのも、同じように思う。自動車も、後ろ向きに進むのも前に進むのも同じように見えたし。
ジョージの映画の愛し方は死体愛好に近い
綺麗な状態で残っていたフィルム。どこに移り住んでも必ず手元に置いていた。
サンディタンと友人のジャスミンは仲がいいのか悪いのか。愛と憎しみが同じだというのも、なんとなくわかるな。
全て人間関係。
映画の素材、制作の風景、ロードムービー、知人のインタビュー、記録と記憶を探る、なかなか奇妙で面白いドキュメンタリーでした。
