ち

映画ドラえもん のび太の月面探査記のちのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

全要素において及第点のドラ映画という感じ。悪いところは一つもない。しかし特に良いというところもなかったような…
伏線の散りばめかたはさりげなくて良かった。回収もしっかりしてくれる。キャラクターの特徴はよく出ていた。部屋に乱雑に置かれたモノの小ネタも良い。ススキノや月の美しさや、のび太のバッヂが外れるシーンの描写も良かった。あのあたりはまさに画面に引きつけられていた。
テーマやメッセージ性はありきたりというか、「いつもの」だったかな。それでいて焦点が絞れていないから、全体的に薄まってしまった印象。「想像力は未来だ」とか「限りある命だから美しい」とか「仲間を助けるのは当たり前だ」とか…話の中心はどれやねん。脚本が小説ってのも関係してるのかね。
エスパルが長命である設定っているのかな?ラストもそれに繋げたけど、宇宙開拓史みたいに友情や信頼に絞っても良かったんじゃないかなぁ。
ディアボロの印象も…うーん。悪役のカリスマ性とか、動機とか、意外性とか、もうちょっと欲しかったかなぁ。
全体もうひと押し!という感じです。
ち