ももっち

ロリータのももっちのレビュー・感想・評価

ロリータ(1997年製作の映画)
4.2
原作のウラジミール・ナボコフによる
「ロリータ」を単行本で読もうと試みたのですがなかなか、文体にに馴染めず本作の映画化されたものを閲覧しようと思い鑑賞しました。
いや、ロリータ特有のニンフェット、(幼き魔性)感傷と絶望を知るものだけが理解できるという、いわゆる少女特有の小悪魔的な魅惑が、主人公のハンバートを通じ、まだハンバートとロリータの初の対峙で流れるbgmがまたここから始まる恋の悲劇的で悲壮を感じさせるもので魅力と背徳感の葛藤が描かれてて、すごい好きでした。
ただロリコン野郎の英語というだけではなく、ハンバートは自身を正義感や倫理観の枠に止めようと意識下にあるだけで行動に移せておらず、結果的に自分本位な、行動と社会的に見られるようなことばかりしてるように感じました。第三者からは感情は見えないですもんね
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