新月

蜜蜂と遠雷の新月のネタバレレビュー・内容・結末

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

ピアノの世界に圧倒されてたら、いつの間にか終わってた。2時間があっという間だった。

本当に厳しい世界なんだなあ。本戦でオーケストラがつくことさえ知らなかった。
それでも、ピアノを弾いてみたいって思うのはどうしてだろう。

鍵盤をほとんど触ったことのない私が、あの厳しい世界を見たのに、ピアノをやってみたいなんて思ってしまった。

だって楽しそうだったから。本当に幸せそうだったから。彼らしか知らない音を私にも聞かせてほしい。

雨の音が音楽だなんて思ったことがなかった私に、新しい楽しみを教えてくれてありがとう。

役者さんもみんなぴったりだった。いろんな良いシーンがあったけれど、特に印象に残っているのが、アヤとお母さんが一緒に弾いているシーン。
そして妻と息子がキッチンで「あめゆじゅとてちてけんじゃ」と歌っているところを思い出しながら弾いている明石さん。

小説ではこのピアノの世界をどのように描いているんだろう!今度読んでみよう。
新月

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